WEBデザイナーとSEO

SEOっていう言葉、いまや当たり前になりましたね。
SEOとはサーチエンジン対策のこと。SEO対策ってのは頭痛が痛いと同じで
間違った言い回しなので気を付けましょう。^^

ホームページを作ったらいまやSEOは切っても切れない関係です。
SEOしないと、山の中に一軒家のお店を構えたのと同じでいつまでたっても
人がきてくれません。なもんですから、サーチエンジンにインデックス
してもらい、さらには上位に表示されるようにあらゆる手を嵩じます。

でも、よくよく考えると、サーチエンジンは良く見られる、よく検索される
キーワードに準じたサイトを上位表示してユーザーの使い勝手に貢献するの
が本来の目的であって、それは純粋にサイトの中身を問題にするもので
そのために作り手が対策をたてるものでは本来ないんですけどね。

いきすぎたSEOが施されたサイトはもはや人の目を意識しておらず
ただただサーチエンジンに媚を売るだけのサイトに成り下がってしまいます。
キーワードの羅列され、文章自体深い意味を持たず、検索さえされれば
購入ボタンをおしてくれる単なるきっかけが増えるからとネット上に
ゴミサイトがあふれる状況になってしまいました。そう、2,3年前
までは。。。

今ではそんなサイトは検索結果の上位にくることはありません。きても
一瞬でしょう。グーグルのアルゴリズムはすさまじい速度で進化し、いまや
サイトの文章の意味まで理解し、コンテンツとしての深みが無いサイトは
インデックスすら飛ばされることもあります。

たしかにまだまだ、被リンクとしてのサテライトサイトもその力を全て
失ってはいませんし、日本語ドメインのハネムーンも健在です。でも
意味があり、コンテンツがしっかりしていて、ユーザーの為になるサイト
を重視するいわば人間っぽいアルゴリズムにグーグルは進化していって
いますもはやサイトの質を重視するグーグルに薄っぺらいサイトの量産や
サテライトからの被リンク、キーワードですらその意味を持たなくなって
くるかもしれません、ただしっかりしたコンテンツをもったサイトのみが
生き残れる時代の扉は半分開きかけています。

Flashとスクリプト

Flashというソフトがあります。(ありました。かな?)ブラウザによるネット
閲覧が普通になってから今日まで、これほどクリエイターを刺激し、インタ
ラクティブコンテンツの名作を生み出し、一気に浸透したアプリは無かった
でしょう。はっきり言ってFlashがあればブラウザ上の動くものは何でも作る事が
できました。プレゼン資料から、動画集、ゲームまで。
知人にもFlashをメイン制作においた事務所を構え、日々創作に明け暮れていた
デザイナーが数名いました。かれらはFlashのプロフェッショナルとして私なんか
よりはるかにずば抜けたスペシャリストでした。

ところが、ここ数年で事態は一変します。ネット上からFlashは姿をひそめ
Youtube等の動画系コンテンツ以外でFlashはほとんどその姿を見せることは
なくなりました。そしてついにFlash Playerのサポートが公式に打ち切り
されてしまいました。

ネットの世界で天下をとっていたFlashを一気に追い込んだのはご存知の方も
多いと思いますが、あの「iPhone」です。爆発的な普及台数を誇り、Macの
低迷を一気にカバーしAppleの屋台骨になったこの「iPhone」ではFlashを
再生することができません。どんな魅力的なコンテンツだろうと、面白い
ゲームだろうと、問答無用で見れないのです。そこにはアドビとアップルの
確執があったわけですが、私たちデザイナーやクリエイターにとっては
どうでもいい単なる市場争いのくだらない確執です。
これにより、Flash職人は一気にその数を減らし、ブラウザ上ではHTML5や
スクリプトを駆使してインタラクティブな表現をするしかない状態になって
しまいました。当然Flashより難易度が上がるので発想を形にするには
かなりのスキルが必要になります。

DreamWeaverもFlashも、いや、アプリはもともとイマジネーションを形に
するための道具であってメーカーがクリエイターの手足をもぐような行為を
していいはずはないと思います。日々嬉しそうに新作を見せてくれたFlash
のプロたちはもういません。WEB制作関係からも足を洗った人もいます。
アップルはいまだにFlashを拒絶し、アドビは金儲けのために主要ソフトを
クラウド化しました。いつまでクリエイターを食い物にするつもりなんで
しょうね・・・